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2008’02.19・Tue

ある犬と鎖


ある犬は鎖が嫌いだった
上等の餌を与えられ
上等の小屋があり
狭い庭で何一つ不自由無く

だが、ある犬は鎖が嫌いだった
縛り付ける鎖を外して
こんな庭から出て
どこかへ行きたかった

だが、この鎖をとったなら
犬はどこへ行くだろう
いい犬ではなく 野良犬になって
何をすると言うのだろう
何ができるだろう

ある犬は鎖を必要としていた
鎖があるから
ある犬はちょっぴりいい犬だった





1年か2年位前に書いた詩です。今更出てきたので晒してみました(笑
この時は自分に対してすごく緊張していた時期でした。いや、今も多少そうですが…

悪い点数を取っちゃいけない。
親を悲しませちゃいけない。
問題を起こしちゃいけない。
みんなに嫌われちゃいけない。

そんな感じのプレッシャーが常に自分のどこかにあって、
いつの間にか見えない鎖に繋がれている気がしてならなくて。
いっその事、人が変わったように悪い点数をとっても平気でいられたら。
親がなんと言おうと心動かない性格だったら。
学校一番の問題児にでもなって、何をしても諦めて貰えたなら。
人に嫌われても自分を信じていられるような心があったら。
そんな風に思うこともたくさんありました。
でも。

そういったプレッシャーがキレイさっぱり無くなってしまったら?

頑張ろうともせず、ただ感情に任せた獣のように生きて
心動かされることもなく、孤独に生きていくことになる。・・・そんな気がしてならなかった。
そしてそれが、とても怖かったんです。
だから、いい子でいなきゃいけなかった。

今もやっぱりその考えの根元は変わってないし
いい子でいようと頑張っている自分もいる。
でも、頑張ることは必ずしも強制されたものじゃないと気づいたんです。
たとえば、自分の好きなこと。
絵を描いたり、小説を書いたり、曲の歌詞覚えたり、
そういった事も勉強で、自分では気づいてないだけで頑張っていることなのだと。
好きなこと、物があるかぎり、人は頑張らないことなんかできやしない。
絶望だって思ってもまだ底にはつかなくて、
それはある意味残酷なことだけれど、希望は簡単に消えてはくれない。

プレッシャーに、重荷に、辛い物に感じる必要なんて、どこにもなかったんです。
孤独じゃない。
ここは絶望じゃない。
今私にはそう思えるから、この詩から少し成長した気がします。
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こんにちは、ハジメマシテ。はしこといいます。
ちょっと前から拝見してたのですが、思い切ってレスしちゃいます♪゛

すごい現実味のある綺麗な詩ですね。
なんか、色々考えさせられました(´・ω・`)。
そういう時期が私は現在進行形に起きてましたので、すごく共感できました。
ちょっと諦めていたこととかあったのですが
これ見てもう少し頑張ろうかな!と思えました~*
ありがとうございました!


それでは。
…また来ちゃうかもですが、これにて失礼いたします。

箸狐:2008/02/19(火) 22:50 | URL | [編集]

良い詩だ・・・・や、やばい
泣ける((黙

干物男☆:2008/02/20(水) 00:14 | URL | [編集]

箸狐さま>
あわわ、こんなブログを見てくださっていたとは…!
感謝感激雨霰!うれしい限りでございます!
頑張ってくださいw何かは分からないけれど、上手くいくよう応援してますね♪
こちらこそ、ありがとうございます!
干物男☆さま>
ありがとうございますw
そこまで言われると少々照れますね…笑///
((黙←ってことは・・・
え、泣けるは冗談?笑笑

葉月:2008/02/20(水) 14:13 | URL | [編集]

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